## はじめに
今回は、変数をつかって動きのあるスケッチを描いてみようと思う。
大事な概念を扱うので、じっくり読んで欲しい。
## Processing における変数の使い方
Processing では変数を使う前に、これから何が(数値、文字など)入る変数を使うのかを宣言する必要がある。
具体的な方法は、
宣言
型 変数 ;
である。
変数の方は自分で決めた文字、例えば「x」や「y」を使う。「hoge」のように単語にしても問題はない。 ただし、2 単語以上使う場合は間にスペースを挟めないので、前述のとおり後ろの単語を大文字にしてつなげるのが一般的である。
型の方は既に用意されているものから選ぶことになる。Processing に用意されている主な型は、
float … 実数を扱う
int … 整数を扱う
cher … 文字を扱う
boolean … 真理値を扱う
他にもたくさんあるようだが、今回は十分である。
この中で最も見慣れないのは boolean 型ではないだろうか。boolean 型にはいる
データは二つしかなく、「true」と「false」である。yes と no と言い換えるとわかりやすいかもしれない。いずれプログラム中に出現するので、覚えておこう。
## 変数を使ったスケッチ
幸いにも、皆さんはすでに基本的な図形を数字を使って描くことができるので、あとはそこに変数を組み込むだけで動きのあるスケッチを描くことができる。
それをステップごとに解説していこう。
まず、変数を宣言して数字を代入、その座標に円を表示することからはじめてみよう。もちろん、setup,draw を使っていただきたい。
void setup() {
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