新しくM1チップを搭載したMacを購入したので、Androidアプリの開発環境をセットアップしました。
その手順について簡単にまとめようと思います。
Android Studioのインストール
Android Studioの公式サイトから、「Mac with Apple chip」を選択してダウンロード&インストールすれば完了です。
インストール手順について詳しくは、以下のページを参照してください。

Android Studio のインストール | Android デベロッパー | Android Developers
Windows、macOS、Linux で Android Studio をセットアップ、インストールします。
プロジェクトのビルド
kotlinのみ使用する通常のアプリ
特別な操作は不要で、いつものようにAndroid Studioのウィザードからプロジェクトを作成すればokです。
初期状態から既にarm版のエミュレータが入っており(自分はpixel 3aでした)、Runすると普通に動作します。
簡単ですね。
NDKを利用したネイティブアプリ
こちらはいくつか操作が必要でした。
まず、以下の公式ガイドを参考に、ネイティブアプリのプロジェクトを作成します。

プロジェクトへの C / C++ コードの追加 | Android デベロッパー | Android Developers
C / C++ コードを Android プロジェクトに追加する方法について説明します。
そのままRunしようとすると、以下のようなエラーが出ます
bad cpu type in executable
おそらく、インストールされたninjaやcmakeがx86_64向けのものだからではないかと考えられます。
これを解決するためには、Rosettaをインストールする必要があります。
Mac に Rosetta をインストールする必要がある場合
Rosetta 2 を使えば、Apple シリコンを搭載した Mac でも、Intel プロセッサ搭載 Mac 用に開発された App を使えるようになります。
Rosettaをインストールするには、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
softwareupdate --install-rosetta
途中ライセンスへの同意を求められるので、「A」を入力して同意してください。
インストールが完了したらAndroid Studioでネイティブアプリがビルドできるようになっているはずです。
うまくいかない場合はrebuildを試してみてください。