## はじめに
普段テキストの管理には Evernote を利用している。
シンプルで使いやすく、動作も軽快なため大変重宝している。
しかし、そんな Evernote 料金体系が変更になり、無料版では同期できる端末が 2 台までに制限されることになった。
2 台の内訳にはスマホも含まれるため、メインの PC + スマホの組み合わせで埋まってしまうことになる。
例えば、外出用のノート PC とデスクトップ PC を使い分けている場合には、スマホと合わせて 3 台になるため制限台数を超えてしまうのだ。
今回の料金プラン変更を機に Evernote から別のサービスに乗り換えている人もいる。
今後さらに制限が厳しくなるかもしれないと考えると、今のうちに移行先を探しておくのが賢明だろう。
そこで、乗り換え候補のサービスについて考えてみることにした。
## OneNote
Microsoft OneNote | デバイスに対応したデジタル ノート作成アプリ
Evernote からの移行について検索すると、候補として最も有力と言われているのは OneNote のようだ。
Office 製品の一つだが無料で使用することができる。Evernote からの移行ツールが公開されているため、移行も容易である。
Evernote はテキストエディタのようなインタフェースである一方で、OneNote はテキストの配置が自由、ペン入力にも対応しているなど、「紙」のような使い方ができるのが特徴である。
確かに移行先として適していると思い、私も実際に使ってみた…のだが、どうも操作感がしっくりこない。
一番気になるのはテキストボックスがチラチラすることである。
普段テキストは左につめて上から書いていくことに慣れているため(例えばブログもそうである)、自由度の高すぎる記入スペースはかえって書きづらいと感じてしまう。
逆に言えばそれ以外に大きく気になる点はなかったので、OneNote の編集スタイルになじめる人にはお勧めである。
## Google Keep
続いて多く言及されていたのは Google Keep である。「ノート」というよりは「メモ」をとる感覚に近いツールで、ボードに付箋を貼り付けるようにして管理する。
便利な機能がそろっていて、リマインドしたり他の人と共有したりといったことができる。
ただし、残念なことにノートブック機能がない。そのため、保存したノートをカテゴリに分けて整理するのは難しい。
もちろん検索機能はあるので、気軽にメモをとりたいシーンでは活用できるだろう。
## Simplenote
こちらは Evernote を使う前に私が使っていたサービスである。テキストの管理に特化しているサービスで、使い方に迷いようがないほどシンプルなツールである。
以前使用していたときは Windows 用のデスクトップ版はなかったが、今は公開されている。マークダウン形式での記述に対応している。
ノートブック機能はないが、タグをつけることができる。エディタはシンプルで Evernote に似ている。
あと画像さえ貼り付けることができれば完璧なのに…と思っていたらマークダウンで記述してやればプレビューで見れるらしい。(一度同期すればオフラインでも可)
## 終わりに
ここまでいくつか候補を挙げてみたが、個人的には Simplenote が少ないコストで乗り換えられて良いように思う。
しばらくは Evernote とパラレルで使ってみて、問題ないようであれば移行してみたい。”
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